老人性乾燥肌

人の皮膚は年齢を重ねることによって乾燥肌へと傾きやすくなります。

これは加齢とともに肌の持つ機能が衰えてくるから。

こういった加齢によって乾燥肌になったもの、特に60代以降の乾燥肌のことを「老人性乾燥肌」と呼んでいます。

老人性乾燥肌から起こる皮膚の病気に「老人性乾皮症」と「老人性掻痒症」の2つがあります。

そのうちの「老人性乾皮症」は、セラミドなどの細胞間脂質や皮脂が加齢によって不足し、皮膚に十分な水分が保持できなくなることから起こる症状です。

そのため、発汗のある夏には症状が落ち着いていますが、空気の乾燥する秋から冬の時期には状態が悪化しがちになります。

腰まわりや太もも、すねなどが粉をふいたようになり、かゆみを伴うのが特徴です。

また、老人性乾燥肌によって起こる強いかゆみを「老人性掻痒症」と呼んでいます。

老人性掻痒症も同様に秋から冬の時期に悪化し、肌は粉をふいたようになるというのが一般的ですが、一見肌には何ら異常なく、かゆみのみが強く現われるケースも含まれています。

老人性乾燥肌は外部からの刺激に対して肌が大変弱くなりますので、毎日の生活の中でも保湿ケアを第一に考えることをおすすめします。

例えば入浴する際には必要以上に熱いお湯を使わない、石鹸はよく泡立てて使うなどといったことを心がけるようにします。

保湿用の化粧品を使っても良いのですが、成分を十分にチェックして、できるだけ肌に負担のかからないものを選ぶようにしましょう。

そのほか、冬の時期には部屋の加湿を十分に行うといった対策を取ることも大切です。

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